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相続手続き、こんなお悩みありませんか?司法書士が解決します
大切なご家族が亡くなられた後、悲しみに暮れる間もなく、相続手続きという大きな課題に直面します。
- 「何から手をつけていいか分からない」
銀行、不動産、保険…手続き先がたくさんあって、頭が混乱してしまう。 - 「戸籍集めがとにかく大変…」
亡くなった方の出生から死亡までの戸籍謄本を集めるように言われたが、本籍地が転々としていて、どこに請求すればいいのかも分からない。 - 「平日に役所や銀行に行く時間がない」
仕事や家事で忙しく、手続きのために休みを取るのが難しい。 - 「相続登記が義務化されたと聞いたけど…」
不動産の名義変更を急ぐ必要があるのは分かっているが、手続きが複雑そうで不安だ。
こうしたお悩みは、相続を経験された多くの方が抱える共通のものです。特に、各金融機関や法務局へ、その都度ぶ厚い戸籍謄本の束を提出し、確認が終わるまで待つ…という作業は、精神的にも時間的にも大きな負担となります。
もし、あなたがこのような状況でお困りなら、「法定相続情報証明制度」の活用と、司法書士のような専門家へのご相談が、そのお悩みを解決する大きな助けになるかもしれません。この記事では、相続手続きをスムーズに進めるための知識と、専門家に任せる価値について、分かりやすく解説していきます。
法定相続情報証明制度とは?手続きを効率化する仕組みを解説
「法定相続情報証明制度」と聞くと、少し難しく感じるかもしれませんね。簡単に言うと、「法務局が、亡くなった方の相続人が誰であるかを公的に証明してくれる制度」のことです。
これまで相続手続きでは、銀行や証券会社、法務局など、手続き先ごとに戸籍謄本一式(亡くなった方の出生から死亡までのものや、相続人全員のものなど、かなりの量になります)を提出する必要がありました。
この制度を利用すると、一度集めた戸籍謄本一式と、それに基づいて作成した「法定相続情報一覧図」を法務局に提出すれば、登記官が内容を確認し、認証文付きの「法定相続情報一覧図の写し」を無料で交付してくれます。

この「一覧図の写し」は、多くの手続で戸籍謄本一式の代わりとして利用できますが、金融機関や提出先によっては原本や追加書類の提示を求められる場合があるため、事前に提出先へ確認してください。
参考:「法定相続情報証明制度」について – 法務局 – 法務省
どんな場面で使える?具体的な活用例
「法定相続情報一覧図の写し」は、さまざまな相続手続きの場面で利用できます。具体的には、以下のようなケースで戸籍謄本一式の代わりに提出できます。
- 預貯金の解約・名義変更(銀行、信用金庫、JAなど)
- 不動産の名義変更(相続登記)
- 有価証券の名義変更(証券会社)
- 生命保険金の請求
- 自動車の相続手続き
- 相続税の申告(税務署)
特に、2024年4月1日から義務化された不動産の相続登記では、提出書類を大幅に簡略化できるため、非常に有効です。当事務所でも、相続登記の詳しい手続きの流れをご案内する際には、この制度の活用をおすすめしています。
法定相続情報を利用するメリットとデメリット
非常に便利な法定相続情報証明制度ですが、利用する際にはメリットだけでなく、注意すべき点も理解しておくことが大切です。ご自身の状況に合わせて、利用すべきかどうかを判断しましょう。
メリット:時間と手間の大幅な削減に
- 無料で何通でも交付してもらえる
交付手数料はかかりません。必要な通数を申し出れば、無料で交付を受けられます。 - 複数の手続きを同時に進められる
戸籍謄本一式の原本は1セットしかありませんが、「一覧図の写し」を必要枚数取得すれば、銀行、証券会社、法務局での手続きを並行して進めることができます。 - 戸籍謄本の紛失リスクがない
金融機関などに一度提出した戸籍謄本の束が、手続き後に返却されるのを待つ必要がありません。返却忘れや紛失の心配がなくなります。 - 公的な証明書として信頼性が高い
法務局(登記官)が内容を確認しているため、提出先での確認がスムーズに進みやすいです。 - 相続登記の添付書類が減る
相続登記の際に、大量の戸籍謄本等の束を提出する必要がなくなり、申請準備が楽になります。
デメリットと注意点:利用前の確認が重要
- 結局、一度は全ての戸籍謄本を集める必要がある
この制度は戸籍収集を免除するものではありません。最初に法務局へ申し出るために、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍・除籍・原戸籍謄本や、相続人全員の戸籍謄本などを全て集める必要があります。 - 「法定相続情報一覧図」の作成に手間がかかる
戸籍を正確に読み解き、定められたルールに従って一覧図を作成しなければなりません。誤りがあると、法務局で受理してもらえません。 - 法務局の審査に時間がかかる
申出から交付までの期間は法務局や時期、事案の状況により変動します(一般的には数日〜数週間程度とされます)。余裕を持って申請してください。 - 相続関係が複雑な場合は作成が難しい
代襲相続や数次相続(相続が複数回発生しているケース)など、相続関係が複雑な場合、戸籍の読み解きや一覧図の作成は非常に難しくなります。
自分で取得?司法書士に依頼?手続き方法を徹底比較
法定相続情報証明制度を利用するにあたり、「自分で手続きすべきか、専門家に依頼すべきか」と悩まれる方は少なくありません。そこで、両者の違いを分かりやすく表にまとめました。
| 項目 | ご自身で取得する場合 | 司法書士に依頼する場合 |
|---|---|---|
| 戸籍収集 | ご自身で各市区町村の役所へ請求(郵送または窓口) | 原則として委任状等の要件を満たした上で、全国の市区町村役場からの代理取得を行います。自治体により取扱いが異なる場合があるため、詳細はお問い合わせください。 |
| 一覧図の作成 | 戸籍を読み解き、ご自身でルールに従い作成 | 専門家が法務局の規定に沿って一覧図を作成し、適切に対応します。 |
| 法務局への申出 | 平日の日中にご自身で法務局の窓口へ行く必要あり | すべて代理で行うため、法務局へ行く必要はありません。 |
| 手間・時間 | 非常に多い | 大幅に削減できます。 |
| 受理されないリスク | 書類の不備や記載ミスのリスク | 専門家が対応するため、書類不備のリスクを低減できますが、受理を完全に保証するものではありません。 |
このように、ご自身で手続きを行う場合は費用を抑えられる可能性がありますが、多大な時間と手間がかかります。特に戸籍収集は、慣れていない方にとっては非常に骨の折れる作業です。一方、司法書士にご依頼いただければ、当事務所にご依頼いただくことで、手続きの代行や手順のご案内を行い、お客様の手間や負担を軽減することが期待できます。
司法書士に依頼するメリットと具体的なサービス内容
司法書士に法定相続情報の手続きを依頼するメリットは、単なる「代行」にとどまりません。相続手続き全体のパートナーとして、円滑な解決をサポートします。
当事務所にご依頼いただいた場合、以下のサービスをワンストップでご提供いたします。
- 戸籍・除籍・原戸籍謄本の収集代行
亡くなった方の出生から死亡まで、相続人全員分など、必要な戸籍を全国の市区町村役場から代理で取り寄せます。 - 法定相続情報一覧図の作成
収集した戸籍を正確に読み解き、法務局の規定に沿った適切な一覧図を作成します。 - その他必要書類の取得
住民票の除票や戸籍の附票など、申出に必要な書類も代理で取得します。 - 法務局への申出代理
作成した書類一式を、お客様に代わって法務局へ提出し、手続きを完了させます。
そして、司法書士に依頼する最大のメリットは、法定相続情報の取得だけでなく、その先の不動産の名義変更(相続登記)や、銀行預金の解約手続きまで一貫してご依頼いただけることです。相続手続きのゴールを見据え、無駄なくスムーズにすべての手続きを完了させることができます。
柏市周辺の相続ならお任せください
当事務所は、2002年から千葉県柏市で業務を行っており、20年以上の実績があります。柏市はもちろん、流山市、松戸市、我孫子市、野田市といった周辺地域の不動産や金融機関での手続きにも精通しております。
地元の法務局の運用にも慣れておりますので、スムーズな手続きが可能です。地域に根差した司法書士事務所として、親身に対応させていただきますので、どうぞご安心ください。
当事務所の料金プラン
当事務所では、ご依頼いただく内容に応じて、分かりやすい料金プランをご用意しております。
| 戸籍収集代行 | 1通 2,650円~ |
| 法定相続情報の申出代行 | 20,000円~ |
| 相続登記おまかせパック(戸籍収集、一覧図作成・申出、登記申請まで全て含みます) | 50,000円~ |
※上記費用とは別に、戸籍発行手数料や登録免許税などの実費が必要となります。
事案の難易度により費用は変動しますので、まずはお気軽にお見積りをご依頼ください。詳しくは料金一覧のページもご覧ください。
法定相続情報に関するよくあるご質問
ここでは、お客様からよく寄せられるご質問とその回答をご紹介します。
Q. 法定相続情報一覧図の写しは何通交付してもらえますか?
A. 必要な枚数を無料で交付してもらえます。最初の申出時に希望枚数(例えば5通など)を伝えれば、その枚数が交付されます。また、申出をした日から5年間は、無料で再交付を請求することも可能です。
Q. 手続きにはどれくらいの時間がかかりますか?
A. 一般的なケースでは、戸籍収集に1ヶ月〜2ヶ月程度、法務局での審査・交付に1〜2週間程度が目安となります。相続関係が複雑な場合や、本籍地が遠方・複数にわたる場合は、さらに時間がかかることもあります。司法書士にご依頼いただければ、ご自身で進めるよりもスムーズな進行が期待できます。
Q. 戸籍が複雑でも対応できますか?
A. はい、もちろんです。前の相続手続きが終わっていない「数次相続」や、兄弟姉妹が相続人になる「代襲相続」など、相続関係が複雑なケースこそ、専門家である司法書士の出番です。私たちが正確に相続関係を調査・確定し、適切な一覧図を作成いたしますので、安心してお任せください。
Q. 銀行などの金融機関は必ず受け取ってくれますか?
A. ほとんどの金融機関で利用可能ですが、ごくまれに金融機関独自の書類への記入を求められる場合があります。当事務所では、各金融機関の対応についても経験がございますので、そのような場合もスムーズに対応いたします。
Q. 相続登記で法定相続情報一覧図を使うメリットは何ですか?
A. 最大のメリットは、法務局に提出する書類が大幅に削減できる点です。通常であれば分厚い束になる戸籍謄本等を提出する必要がなくなり、「法定相続情報一覧図の写し」1枚(または数枚)で済みます。これにより、申請準備の手間が省け、登記手続きがよりスムーズになります。
柏市で相続手続きにお悩みなら、無料相談をご利用ください
法定相続情報証明制度は、相続手続きの負担を大きく減らしてくれる便利な制度です。しかし、そのメリットを最大限に活かすためには、最初の戸籍収集と正確な一覧図の作成が不可欠です。
「自分ですべて行うのは、やはり大変そうだ…」
「法定相続情報の作成から、不動産の名義変更(相続登記)までまとめてお願いしたい」
「まずは専門家の話だけでも聞いてみたい」
そのようにお考えでしたら、ぜひ一度、小川直孝司法書士事務所(所在地:千葉県柏市中央町5番21号 穂高第1ブラザーズビル703/所属:千葉司法書士会)の初回(約30分)無料相談をご利用ください。
当事務所は原則として平日は夜20時まで、土日祝日も予約にて相談を受け付けています。時間外は要予約・担当者の都合により変更となる場合がありますので、事前にご確認ください。
相続に関するお悩みは、一人で抱え込まず、専門家にご相談ください。ご連絡を心よりお待ちしております。
初回相談は無料です。お気軽にご連絡ください。
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